習近平主席がインドネシア国会で重要演説 (2)
第3に、共同警備と助け合いを堅持する。われわれは冷戦思考を捨て、総合安全保障、共通の安全保障、協調的安全保障という新たな理念を積極的に提唱し、防災・災害救援、サイバーセキュリティ、国際犯罪の取締り、合同取締り面の協力を深化し、地域安全保障問題について定期的に対話を行い、中国・ASEAN防衛相会議制度を整備すべきだ。
第4に、心と心の触れ合いを堅持する。われわれは青年、シンクタンク、議会、非政府組織、社会団体の友好交流を促進する必要がある。中国はASEANにより多くのボランティアを派遣し、ASEAN諸国の文化、教育、衛生、医療事業の発展を支援したい。2014年を中国・ASEAN文化交流年とすることを提唱する。
第5に、開放と包容を堅持する。われわれは域外諸国が本地域の発展と安定に建設的役割を発揮することを歓迎する。また、域外諸国は本地域の多様性を尊重し、本地域の発展と安定にプラスのことをすべきだ。中国・ASEAN運命共同体、ASEAN共同体、東アジア共同体は各々の強みを発揮して、多元的共生、包容的共同進歩を実現すべきだ。
習主席は「中国は平和的発展路線を揺るぎなく歩み、独立自主の平和外交政策を揺るぎなく遂行し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を揺るぎなく遂行する。中国の発展がアジアと世界にもたらすものは発展のチャンスであり、脅威ではない。中国は引き続きASEAN、アジア、世界と経済・社会発展のチャンスを分かち合うことを望んでいる」と強調。
最後に「中国国民は中華民族の偉大な復興の実現に尽力している。インドネシア国民も経済発展の全体計画を積極的に推進し、民族の台頭を図っている。中国・インドネシア両国は16億の人口を擁する。両国民が手を結び、心をつなぎさえすれば、世界の4分の1もの人口を集め、人類の発展の歴史における新たな奇跡を創造し、両国関係の発展に新たな1ページを書き加え、中国・ASEAN運命共同体の素晴らしい未来を切り開き、世界の平和と発展という崇高な事業により大きな貢献を果たすことになる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月4日