有害物質含む濃霧で面目喪失した中国 環球時報社説 (3)
中国が冷静に問題解決に取り組み、外部からのさまざまな干渉にとらわれないなら、問題は必ず解決の道あるいは緩和の方向に進むであろう。当面は実際的な解決が難しいことでも、これほどの大国である中国は、敢えて回り道を選び、迂回する余裕もある。中国が最も避けるべきことは、ある具体的な問題について、これまでのように価値観・道徳観・制度と結び付けて論証を行い、社会全体の意欲を喪失させることだ。
中国のネットワーク社会では、毎日のように政治の話題が飛び交い、政治をめぐる情報が行き来しているが、現実生活は、これとは全く別世界だ。現実生活は、政治化の方向に進んでいる。政府が、「事実にもとづき真実を求める」姿勢で国をリードしていきさえすれば、政治上のさまざまな「邪気」は、現実生活に根付くことができず、行き場がなくなり、やがて消滅する。
中国は今後、さらに加速し、問題に真正面からぶつかる確率もいっそう高まるだろう。中国は今、過去に例をみない「濃霧」に包まれている。我々は、その正体を見極め、解決しなければならない。取り乱すことなく、他者のせいにせずに問題に取り組めば、必ず解決の道は開かれる。歴史も、中国が「濃霧」を追い払うことに力を貸してくれる。歴史は、必ず問題解決のために真剣に努力している人々の味方になる。そして、我々が見つめる道の先で自ずと合流するのだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月17日