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上海体育局、女子バレーのセクハラコーチに業務停止命令

 上海女子バレーボールチームが13日夜、天津とのアウェイ戦に敗れた後、某ネットユーザーが、「上海のチーム内でセクハラ事件が起きた」とネット上に投稿した。上海市体育局は14日夕、この件に関する初期調査の結果を発表、セクハラ行為を行ったコーチに業務停止命令を下したことを明らかにした。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。

 13日夜に開催された女子バレーリーグ戦で、前シーズン第2位の上海は、天津とのアウェイ戦に臨んだ。しかし、第1セット10対25、第2セット15対25、第3セット15対25のスコアで、セットカウント0対3でストレート負けを喫し、低迷状態からの脱出はかなわなかった。試合の模様を生中継したCCTV(中国中央電視台)の解説者は、「寝ぼけたような状態だった」と上海を厳しく評した。試合後、某ネットユーザーが、「上海の内部でセクハラ事件が起きた」と微博(ミニブログ=中国版ツイッター)で暴露した。

 問題の投稿によると、上海のコーチ陣は、練習で酷使した筋肉を緩めるために選手にマッサージを施したが、あるコーチが、数人の選手にセクハラ行為を行ったという。「問題が明るみになった後も、チームのトップ層は、今後の試合に悪影響が出ないようにという口実で、当事者の選手に対して書類調査を行うにとどまった。選手は全員、そのコーチと顔を合わせない日はない。また、選手達は、この件について口外しないようにと言われている」と投稿は続いた。

 上海市体育局は14日午後、「同局はこの問題を大変重視している。厳格に調査を進め、事実確認を行うよう、体職院(上海体育職業学院)球技センターに指示した。投稿の内容が事実であれば、関係者を厳重に処分する」とコメントした。同日夜、上海市体育局は、今回の問題に関する初歩調査の結果を明らかにした。(編集KM)

 「人民網日本語版」2012年11月15日


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