毎分6人にがん診断 死亡率トップは肺がん 中国
図:がんの種類別死亡率 |
中国ではこの20年、がんの「発症年齢」「発病率」「死亡率」が軒並み上昇傾向を呈している。全国腫瘍登録センターがこのほど発表した「2012年中国腫瘍登録年報」によると、1分あたり6人が、がんと診断されている。また、胃がんの患者は西北部沿海地方に集中しているなど、がんの種類は地域によってばらつきがあることが明らかになった。京華時報が伝えた。
中国全国のがんによる死亡率は10万人あたり180.54人、がんによる死亡数は年間270万人に上る。中国国民のがんによる死亡率は13%と、7、8人に1人ががんで死亡する計算だ。がんによる死亡率は、男性が女性より高く、男性1.68人に対して女性1人の割合となっている。
がんの種類別にみると、全国で最も多いがんは肺がんで、胃がん、直腸がん、肝臓がん、食道がんがこれに続いており、上位10種のがん患者数が、がん患者総数の76.39%を占めた。がんによる死亡者が最も多いのも肺がんで、肝臓がん、胃がん、食道がん、直腸がんがこれに続き、上位10種のがんによる死亡数は、がんによる死亡数全体の84.27%を占めた。死亡率が最も高いがんは、男女ともに肺がんだった。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月10日