北京、「万年に一度の求愛デー」4日に1万組が入籍へ
新年初出勤となる2013年1月4日は中国語で発音すると「あなたを一生愛する」と似ていることから「万年に一度の求愛デー」と呼ばれており、北京でも入籍ラッシュとなると見込まれている。同市の民政部門によると、2012年12月31日の時点で、7000組のカップルが入籍をオンラインで予約。予約するカップルは全体の60%を占めるという過去のデータに基づくと、実際には1万組を超えると予想されている。中国のタブロイド紙「北京晨報」が報じた。
「2012年に火山が噴火したり、地面が裂けたりして、ビルが倒れたり、家が埋まったりしておらず、あなたがまだ生きていて、彼がまだ愛してくれているなら、2013年1月4日に結婚しよう」。マヤ歴に基づき2012年12月21日に世界が滅亡するのではないかとの噂が広がり、インターネット上には上記のような書きこみが見られたものの、12月22日が「無事」到来し、1月4日もいつもと変わらず訪れた。そのため、「私達結婚しよう」との書き込みがあふれている。実際に同日、1万組以上が入籍すれば、中国の発音が「2人は愛し合い、愛し合い、愛し合う」と似ている2012年12月12日の7700組を超えることになる。一方、中国語で永遠を意味する「久」と同じ発音の9が並ぶ2009年9月9日には1万9千組が、縁起がいい数字とされている「8」が並ぶ2008年8月8日には1万5千組が入籍。いずれもバレンタインデーの毎年の入籍数3-4千組を大きく上回っている。
■専門家「家庭を築くには寛容さが必要」
「北京婚姻家庭建設協会」の責任者を務める李紫薇・同局婚姻登記処前処長は、「縁起がいいとされる日に盲目的に結婚する若者が多い。『あなたを一生愛する』という言葉は確かにいいが、結婚後に一生結婚の誓いを守れるかは、新婚カップルが心をこめて家庭を築いたり、愛を持って配偶者に寛容に接したりなど、結婚生活をうまく営むコツをつかめるかどうかにかかっている」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年1月4日