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海外メディアが見た中国式「宴会での食べ残し」

 25日付香港「南華早報」に、「水稲研究者が食べ物の無駄遣いは罰すべきと主張--農業科学研究者・袁隆平氏が、食べ物の無駄遣いが年間1トン以上に達する北京市において、浪費に対する罰則規定を設けるよう市政府に提案」と題する文章が掲載された。「交雑水稲の父」と呼ばれている袁氏は、「これまでに、多くの宴会に出席した。どの宴会でも、ほんの少し箸がつけられただけの様々な料理が、残りは全て捨てられている。食べ物を粗末にしてはならない。中国国内の限りある耕地で、農民が丹精込めて作った食糧が、13億の人口を養っていけるかどうかという問題がクローズアップされている」と指摘した。環球時報が報じた。

 中国で1年間に廃棄される食糧で、2億人以上を養うことができるという。また、中国農業大学の研究によると、大陸部の大学に通う大学生2800万人が1年に廃棄する食糧で、ゆうに1千万人を養うことができる。

 25日付シンガポール「聨合早報」の掲載文章(原題:中国式『宴会での食べ残し』)によると、中国政府系メディアが今週、一連の報道を掲載、中国社会の「舌の上の贅沢」問題にフォーカス、その状況が深刻かつ目に余るものだと報じている。

 確かに、7-8年前、上海のレストランで夕食を摂り、席を立つ時、店内のほとんど全てのテーブルに、食べ残した料理があるのを眼にしたことがある。その時、さまざまないぶかしさが、頭の中を駆け巡った。お客は、本当にこれほど沢山の料理を残して、店を出たのだろうか?それとも、従業員が少し変で、お客が来ていないのに料理をテーブルまで運んだのだろうか?

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