きょうの人民日報「微博」--年越し番組「春晩」がホットな話題
中国国営の中央テレビ局(CCTV、日本のNHKに相当)が春節(旧正月、今年は2月10日)の前日・除夕に放送する年越し番組「中国中央電視台春節聯歓晩会」(略称「春晩」)は、1983年に放送が始まり、国内視聴者数の多さでギネス記録を打ち立てたこともある。このように春晩は中国国民にとって、年末に欠かせない恒例イベントとなっているのだ。ただ、すべての人を満足させるのはやはり難しく、今では、あら捜しをして批判的になる人や、見ないという人も増加している。しかし、どうであれ、春節を目の前に、「春晩」が世間の話題をさらっている。今年の年越し、あなたはどうする?
【春晩、すべての人を満足させるのは難しい!?】春晩に関して、北京でタクシー運転手をする男性は「春晩は放送が始まって30年以上になるのだから、スタイルに変化をつけるべきだ。毎年同じメンツだと、おもしろみがない」と述べ、ある高齢の男性も、「規模がだんだん大きくなっている。1曲を大勢で歌ったり、中国の伝統的な話芸・相声(日本の漫才や落語に相当)にもたくさんの芸人が登場したりと、まるで人海戦術みたいで、オリンピックの開幕式と変わらない」と述べるなど、批判的な見方をする人が増加している。