エジプト熱気球爆発事故、香港人9人犠牲
観光地として人気の高いエジプト・ルクツールで26日、観光客21人を乗せた熱気球が爆発・炎上する事故が発生し、中国香港からの観光客を含む計19人が犠牲になった。事故を受け、現在ルクツールで観光中のツアーを抱える康泰旅行社を含む香港の各旅行社は、熱気球体験オプショナルツアーの申し込み受け付けを直ちに中止した。中国新聞社が報じた。
香港紙「文匯報」の報道によると、エジプト行きの観光ツアーを企画している香港の東瀛游旅行社は26日、「ルクツールの熱気球体験は、10年以上前からオプショナルツアーとして、人気の高いツアーだった。旅客は通常、早朝4時ごろにホテルを出発し、6時ごろから熱気球に乗り始める。20人1組で、東から西に飛行する。旅客は日の出や朝日に照らされたツタンカーメン王の墓がある王家の谷、ルクツール神殿、民家、田園風景などを観賞し、約45分で着陸する」と説明した。
犠牲となった9人が参加していたツアーを主催した香港勝景游旅行社のほか、東瀛游、康泰などはトルコやオーストラリアなどすべての国で、熱気球体験オプショナルツアーの申し込み受け付けを中止した。すでに申し込みを済ませている観光客に対しては、返金して対応するという。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月27日