空中散歩で笑顔になれ 熱気球に福島の児童招待 佐賀
気球から手を振る子どもたち=佐賀市 |
東京電力福島第一原発事故で村全体が避難した福島県葛尾村の小学3-5年生計16人が25日、佐賀市の嘉瀬川河川敷で熱気球に乗って「空中散歩」を楽しんだ。神埼市の神埼小(田代高規校長)と保護者らの招きで23日から県内を訪れていた。
子どもたちは佐賀熱気球パイロット協会のメンバーといっしょに気球を膨らまし、6機に分乗して約30分間飛んだ。3年の紺野ひかりさんは「人がミニチュア、車もおもちゃみたい。気持ちよかった」と笑顔を見せた。
16人はもともと葛尾小に通っていたが、福島県内各地に避難して別々の学校に通っている。そんな子たちに佐賀に来て元気になってほしいと、神埼小の保護者たちが地域の祭りなどで募金を呼びかけて今回の招待が実現。宿は地元の寺が提供してくれた。
asahi.com 2012年11月26日
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