エジプト熱気球爆発事故、日本人犠牲者4人に
共同通信によると、観光地として人気の高いエジプト・ルクツールで現地時間26日、観光客21人を乗せた熱気球が爆発・炎上する事故が発生。同ツアーを企画した大手旅行会社・JTBの子会社「JTBグランドツアー&サービス」の今枝社長らは27日未明に会見し、「日本人夫婦2組4人の死亡を確認した」と明らかにした。同事故の死者は計19人。中国新聞網が報じた。
岸田文雄外相は同日、当時死亡の確認が取れていた2人について、いずれも63歳の東京都出身の男女だと官邸で記者団に明らかにした。
現地政府の責任者によると、事故を起こした熱気球には当時、乗客20人と操縦士1人の計21人が乗っていた。熱気球は上空300メートルで爆発したという。操縦士は意識不明の重体。
今枝社長によると、事故に巻き込まれた日本人4人は23日から、7泊10日でエジプトの首都カイロやルクツールの観光地を巡るツアーに参加していたと説明した。気球は離陸後、強風であおられた後に出火したという。墜落に巻き込まれた日本人犠牲者の遺族は27日にもエジプトに向かう。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月27日