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ネット犯罪取り締まり 各国の実例を紹介

 2006年、米国のある女性がネット上で、別の女性から10カ月に渡り「嘘つき」、「嘘つき女王」と誹謗中傷された。この女性は誹謗罪として訴訟を起こし、1130万ドルの賠償金を獲得し、同類のケースの中で最高額を記録した。

 2008年10月、韓国の女優であるチェ・ジンシル(崔真実)さんがネット上のデマを気に病み、首吊り自殺をした。警察はネット上のデマの取り締まりを行い、2030人を逮捕した。そのうち11人は深刻な違法行為により拘束され、残る2019人も起訴された。逮捕者の59%は誹謗中傷・法律軽視、23%は詐欺、18%はネット上のセクハラの罪に問われた。

 2009年、タイのバンコクの証券取引職員がネット上で、プミポン国王の健康状態に関するデマを流し、国内の株価暴落を引き起こした。バンコク刑事裁判所は、同職員がタイの「コンピュータ犯罪法」に違反しており、国王も「神聖にして侵すべからず」存在であることから、4年間の禁錮刑を下した。

 2011年8月、英ロンドンで大規模な騒動が生じ、全英7都市まで拡大した。キャメロン首相は騒動の張本人を厳罰に処すことを指示し、3000人以上が逮捕された。そのうち2人の青年がネット上でデマを流布し、騒動を扇動したことにより、4年間の懲役が命じられた。

 2012年9月、メキシコ中部のメヒコ州で発生したタクシー運転手の強引な客引きについて、一部の若者がSNSで「マフィアの殺し屋」と喧伝し、重大な「暴力事件」にされた。誇張されたブログ記事と写真が転載され、付近の数十万人の市民を恐怖に陥れ、数百店の商店が臨時休業を、数校の学校が授業中止を余儀なくされた。メヒコ州連邦警察は多くの労力と資源を費やし、事件の張本人を捕まえた。しかしメキシコはインターネットの管理が甘く、最終的に未解決のまま棚上げされ、人々の強い反発を引き起こした。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年6月26日

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