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米大統領との会談遠回しに断られた安倍首相 危険なシグナルか

資料写真:オバマ氏と安倍晋三氏

 共同通信の18日付報道によると、日本の安倍晋三首相はポーランド訪問を終えて英国・北アイルランドでのG8サミットに向かう際、サミット中に予定されていた日米首脳会談がキャンセルされたことを同行記者団に認めた。この突然の変更は、日米同盟は危機に直面しているのだろうかとのメディアの憶測を呼んだ。人民日報海外版が伝えた。

 ■計画がふいになり、ばつの悪さは隠せず

 会談が不幸にも頓挫した原因について、安倍首相は報道陣に「オバマ大統領とは13日にすでに電話会談を行なったので、今回は2国間会談を行なっていない国を優先したい」と説明。「ドイツを含め多くの国が経済政策について日本との話し合いを希望している」とも述べた。

 だがこれは冷遇されたことによる困惑を取り繕う言い訳に過ぎない。日本メディアによると安倍政権は中米首脳会談以降ずっとG8サミット中の日米首脳会談実現を積極的に図り、これを国際社会に日米同盟をはっきりと示す重大な外交活動と見なしてきた。だがオバマ政権側はこの「同盟パフォーマンス」への協力を望まなかった。元駐レバノン日本大使で外交評論家の天木直人氏はブログで16日、この件に関する日本メディアの報道は会談の取消しが日米政府の一致した決定によるものとの錯覚を与えるが、実際には他国の首脳との会談を優先したかったのはオバマ大統領の方のはずだと指摘。さらに、サミットで二国間首脳会談を行なうのは慣例だが今回安倍首相はオバマ大統領に断られたらしく、これは前代未聞だと指摘した。

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