バスの中で倒れる人相次ぐ 徹夜は控えるべき
河南省鄭州市でこのほど、通勤途中の女性がバスの中で意識を失って倒れる事件が2日連続で起き、注目を集めた。鄭州市のバス部門によると、こうした事件は年に100回ほど起きており、特に通勤途中の若い女性が多いという。専門家はこれについて、「サラリーパーソンは朝ごはんをしっかり食べ、徹夜を控え、運動をするべき」と建議する。新華網が伝えた。
鄭州市で7月21日朝、ラッシュ時のバス車内で女性が突然床に倒れこんだ。病院での検査の結果、この女性は連日の徹夜残業の結果、疲れのあまり意識を失ったという。
翌日の朝にも同じような事件が起こった。B1路のバス車内で通勤途中の20代の女性が意識を失い倒れたのだ。鄭州市中心病院の医師によると、この女性も睡眠不足で、朝ごはんも食べなかったため低血糖で倒れたという。低すぎる血糖値は、心臓と大脳に深刻な損害をもたらす。
鄭州市のバス事業者・公交四公司によると、ここ1カ月の間に、公交四公司に所属するバスだけで高齢者や若い女性など4人の乗客が意識を失う事件が発生しているという。鄭州市ではこうした事件が年に100件ほど発生しており、特に夏はピーク期で、出勤途中の若い女性が多いという。
専門家はこれについて、「若者は体を大切にしなければならない。サラリーパーソンはみな仕事のプレッシャーが大きく、『過労死』のリスクすらある。健康な体を保つことが特に重要だ。夜更かしをして朝ごはんを食べる時間がない人も多く、また女性はダイエットのために過度に食事を抑える人がいるため、低血糖になり、ひどい場合は倒れてしまう。朝ごはんをしっかり食べ、運動をして、健康的で規律ある生活習慣を保たなければならない」と指摘する。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月24日