成都市、早朝5-7時の公共バスが無料に
四川省成都市交通委員会は23日、▽早朝5-7時の2時間、公共バスの運賃を無料とする▽新設の公共バスは始めの2カ月間無料とする▽無料のコミュニティバスを開設する??などを含む、公共バスの新措置を発表した。これらの措置は7月1日より実施される。ただし、同サービスは対応する乗車カードの利用者が対象のサービスで、カードを持っていない場合は有料となる。人民日報が報じた。
▽早朝5-7時の公共バスが無料
同市では7月以降、早朝5時から7時の2時間、専用の乗車カードや学生カード・高齢者カードを使って乗車することのできる公共バスすべての運賃が、カード利用時に限り無料となる。このため、同市は出勤ラッシュを外して、早めに出かけるよう呼び掛けている。
▽新設の公共バスは始めの2カ月無料
市民に新設の公共バス路線の利用に慣れてもらうと同時に、ルートや運営に関して意見を出してもらうために、同市は同日より、新設から2カ月間は、乗車カードを利用すれば市民が無料で乗車できるサービスを始める。
▽コミュニティバスを開設
さらに密度の高い公共バスネットを構築し、市民に便利なアクセスを提供するため、同市は大型連休となる10月1日の国慶節(中国の建国記念日)までに、各コミュニティや商業エリア、学校、病院、事業単位(国家が社会公益目的のため、国家機関により運営あるいはその他組織が国有資産を利用し運営するもので、教育、科学技術、文化、衛生などの活動に従事する社会サービス組織)が集まるエリアとつなぐコミュニティバスを60路線開設。乗車カードを利用すれば無料で乗車できるようになる。同バスの運行距離は最長5キロで、一方向運転。出勤ラッシュの時間帯は5分おき、通常の時間帯は8分おき、利用者の少ない時間帯は10分おきに運行する。使用されるのは7メートル以下の新型エコ車両だ。
今月24日より、同委員会や同市公共バス運営会社は共同で、コミュニティバスに関する要求などを一般公募している。そして、それらの要求に基づき、開通する条件を満たしている市内の地域を全面的にカバーする同バスを年内に開通する計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年6月24日