iPadを機内に忘れた乗客、「微信」を駆使して見つける
米アップル社のタブレット型コンピュータ・iPad2を飛行機の機内に忘れた銭さんは、無料メッセンジャー「微信(ウィーチャット)」を使って航空会社と連絡を取り、数日後に iPad2が無事戻って来たという。広州日報が報じた。
銭さんは17日に某航空会社の飛行機に搭乗し、降りた後に機内にiPad2を忘れたことに気付いた。同航空会社の「微信」公式アカウントのフォロワーであった銭さんは、音声通話を使って担当スタッフと連絡を取り、「微信」を使った同航空会社の新サービス、「紛失届機能」を利用した。便名や忘れ物の情報を入力すると、落し物問い合わせ番号が送られてきた。
同航空会社のスタッフは、「微信で問い合わせ番号を入力すると、落し物の現在の状況を調べることができる。グランドサービス部門は乗客が入力した落し物情報に基づき、便名や物品などの情報と合致する物を探し、最終的に忘れ物が報告されているかを確認する。航空会社は7日以内に、調査結果を乗客に伝える」と紹介する。銭さんの場合、23日にiPad2が見付かったのを知ったという。
「微信」の紛失届機能は非常に便利で、乗客は氏名や住所、便名、日付、出発地、到着地、忘れ物を最後に見た時間と場所、忘れ物の名前や特徴などを入力すると、システムが情報を集め、専門のスタッフが処理し、返信してくれる。
関連の責任者は、「乗客は、座席の後ろについているネットや座席の上、荷物収納棚などに忘れ物をしやすい。飛行機を降りる際、この3カ所をよく確認するように」とアドバイスしている。また、乗務員も、乗客が飛行機を降りる際、忘れ物をしないよう放送で呼び掛けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月26日