2013年 上半期中国の新聞紙上に踊った「十大流行語」
2013年8月12日、新華網は北京語言大学国家語言資源モニタリング・研究センター活字媒体センターが発表した「2013年上半期中国主要新聞流行語」を掲載した。今回発表された流行語は、「総合」、「中国国内政治」、「国際政治」、「経済」、「科学技術」、「社会・生活」、「文化・スポーツ・エンタメ」の7分野、「社会問題」1テーマに分類されている。中国の主要新聞の「総合」分野の流行語トップ10は、中国の夢、H7N9鳥インフルエンザ、煙霧、神舟10号、国五条、雅安地震、八項規定、プラスのエネルギー、「PRISM」事件、倹約励行だった。
「2013年上半期中国主要新聞 十大流行語」は、北京語言大動態流通コーパス(DCC)に基づき、コンピューターで計算して取得したもの。流行語のコーパスは、国内主要新聞18紙の2013年1月1日から6月30日までの全文をベースにしている。主要新聞18紙(順不同)は、北京青年報、北京日報、北京晩報、法制日報、光明日報、広州日報、華西都市報、今晩報、南方週末、銭江晩報、斉魯晩報、人民日報、深セン特区報、新京報、新民晩報、羊城晩報、揚子晩報、中国青年報と、中国国内の政府系、主要地方都市新聞、発行部数の比較的大きい夕刊紙を網羅し、中国の主要媒体の言語的特徴と変化適応を代表するものとなっている。2003年以降、北京語言大学国家言語資源モニタリング・研究センターの活字媒体センターは毎年、「中国の新聞に見る上半期流行語」と「中国報道に見る年間流行語」をモニタリングし、発表している。
マスメディアは、ひとつの社会、ひとつの国家の文化的日記といえる。報道媒体の流行語はすなわち、ひとつの社会、ひとつの民族のある時代における言葉と文化の縮図だ。2013年上半期の流行語は、国内外でこの上半期に発生した重大事件や社会の変化を客観的、正確に記録しており、時代の移り変わりの中で発生している大小の森羅万象を記録するものだ。ある時代の報道機関の流行語を整理し、抽出することで、社会に流行っているシグナルや報道機関が注目したホットな話題に対する理解を助け、精確にその時代の成長の脈動や方向性を知ることができる。