武漢大学の学生、別れた恋人との「甘い痕跡」をネットから一括削除するソフトを開発
恋人と別れたが、ネット上には見ると悲しみがよみがえる二人の「甘い痕跡」が余りにも多く残されている。武漢大学コンピュータ学部の「IT男神」こと、3年生の謝夢非はこのほど、ネット上の「甘い痕跡」を一括削除できるソフトを開発した。武漢晨報が伝えた。
記者も昨日このソフトをダウンロードし、「人人網」にログインして試してみた。最上部には別れた恋人のアカウントを入力するダイアログボックス。その下には元恋人に「@」した書き込み、写真、シェアなど、各種削除内容の選択欄がある。ある人のアカウントを入力し、全てを選択して「別れをスタート」をクリックしてみた。ページが自動的に再読み込みされると、相手に関する全ての情報が消えていた。
謝さんによると、最初は「人人網」用に開発したが、少し修正するだけで、微博(ウェイボー・ミニブログ)や「QQ空間」でも使用できる。ソフト開発を思い立った理由について謝さんは「最近ずっと家にこもっているのですが、ネット上はどこも七夕で盛り上がっています。僕は七夕を一緒に過ごす彼女もいないので」と語る。ソフト開発にかかった時間はわずか3時間余りだという。
謝さんは他にも中国国内の大学多数に技術サポートを提供し、評判を聞いた複数のベンチャー企業から声をかけられている。だが今はまだユーザーを増やし、技術を仕上げる段階で、お金稼ぎを考えるのはその後だと言う。
この夏休み、謝さんはずっと実家にこもっている。夏休みが明けると4年生になるが、大学院進学は考えておらず、起業するかもしれないと言う。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月18日