中国、7割「恋人に携帯を見られても構わない」最新調査
「恋人が出会い系アプリを携帯にインストールすることに同意しますか?」「恋人があなたの携帯を見ることに同意しますか?」「恋人が知らない、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などのアカウントがありますか?」--。「520」の中国語の発音が「愛してる」に似ていることから、ネット上のバレンタインデーと言われる「5月20日」を前に、湖南省の朝刊紙「瀟湘晨報」がオンライン調査を実施した。ニュース・ポータルサイトの「紅網」が報じた。
同調査によると、恋人に内緒のSNSなどのアカウントを「持っている」と答えた人は約25%で、7割近くが恋人のアカウントとパスワードを「知っている」と答えた。また、恋人が出会い系アプリをインストールすることに「同意しない」と答えた人は約半数に達した。これらのデータから、インターネットの普及は、80年代生まれや、90年代生まれの若者の出会いや恋人選びのスタイルにも変化をもたらしたものの、理性的な見方を保っている人がまだ多くいることが分かる。では、デジタル化された今の時代、出会いや恋愛のスタイルにはどんな変化が生じているのだろう?
7割「恋人に携帯を見られても構わない」
彼氏と付き合って3年になるという群さん(24)は、「彼氏が出会いアプリをインストールするのは、絶対にいや」と答え、「出会い系アプリ」と聞いただけで、胸が悪くなるという。「始めは彼氏の携帯をチェックしていた」という群さんだが、「そうするのは面倒くさいことに気付いた」ため、二人ともこの種のアプリをインストールしないと約束したという。さらに、自身の「潔白」を証明するため、自分の携帯を彼氏に見られても気にしないし、インスタントメッセンジャー(IM)・QQのアカウントのパスワードも教えているという。
今回の調査によると、恋人が出会い系アプリをインストールすることを「許さない」と答えた回答者は47.09%に上り、群さんのような姿勢は決して少数派ではないことが分かっている。一方、インストールしても「いい」との回答も4割あり、「二人ともインストールするか、二人ともインストールしないかのどちらか」との回答も9%あった。
さらに、7割が「恋人に携帯を見られても構わない」、同じく7割が相手のアカウントやパスワードを「知っている」、「一部知っている」、7割以上がこっそり作ったアカウントは「ない」と答えた。