「Rhマイナス型」献血を続けたカザフスタン留学生

　習近平国家主席は今月7日、カザフスタンのナザルバエフ大学で講演を行い、カザフスタンから中国の海南大学に留学したTulenov Ruslanさんが、希少な「Rhマイナス型」の血液を幾度となく献血して中国人患者を救ったことを取り上げ、彼を、「中国・カザフ両国国民をつなぐ友好の使者」と褒め称えた。海南大学は、11日に行われた同校2013年秋季留学生始業式において、希少な「Rhマイナス型」の献血を繰り返し行ったことを称え、Ruslanさんに「突出貢献賞」の称号と賞金10万元（約160万円）を授与した。南海網が報じた。

　Ruslanさんは2009年以降、年に2度大学で行われるボランティア献血活動に欠かさず参加してきた。自分の血液型が極めて珍しいタイプであることを中国に来て初めて知った彼は、「自分が献血することで他人を助けることができて、非常に嬉しい」と語った。

　海南大学は、Ruslanさんの他人に尽くそうとするボランティア精神とインターナショナリズム（国際主義的）精神を褒め称えるため、始業式の席上で、「突出貢献賞」の称号と賞金10万元を授与した。

　海南大学の李建保・学長は、「無償の献血行為は、社会全体に関わることであり、我々の文明社会を反映すると同時に、ボランティア精神に富んだ勇気ある行為をも反映している。多くの留学生が彼を見習い、他人への関心・愛に溢れた精神や社会に幸福をもたらす精神を発揚し、本校のために栄誉を獲得してほしい」と語った。（編集KM）

　「人民網日本語版」2013年9月13日