8月に大気汚染が最も深刻だった10都市が発表
国家環境保護部(環境保護省)の担当者はこのほど、中国全土の74都市(北京・天津・河北省、長江デルタ、珠江デルタの都市、直轄市、省都、計画単列市)で調査した2013年8月の大気汚染状況を発表した。大気汚染が最も深刻だった10都市のうち、北京・天津・河北省が8都市を占めた。環境保護部のウェブサイトが伝えた。
8月、74都市の大気の質が基準をクリアした日の割合は9.7%から100%とまちまちで、平均は66.7%だった。基準を満たさなかった日の割合は33.3%で、うち軽度の汚染が24.9%、中度の汚染が6.6%、重度の汚染が1.8%だった。7月と比べると、基準をクリアした日の割合は4ポイント下がり、重度の汚染となった日の割合が0.1ポイント上昇した。
都市別の大気質総合指数を見ると、8月に大気汚染が最も深刻だった10都市は上から順に、ケイ台(ケイ:刑のへんにおおざと)、唐山、石家荘、済南、邯鄲、天津、衡水、西安、保定、廊坊となった。一方、大気の質が最も良かった都市は上から順に、海口、銀川、福州、舟山、麗水、珠海、哈爾浜(ハルビン)、貴陽、昆明、拉薩(ラサ)となった。
北京・天津・河北省の13都市のみを見ると、大気の質が基準を満たさなかった日の割合は65.4%で、うち重度の汚染となった日の割合は2.7%だった。
長江デルタの25都市のみを見ると、大気の質が基準を満たさなかった日の割合は32.8%で、うち重度の汚染となった日の割合は2.5%だった。
珠江デルタの9都市のみを見ると、大気の質が基準を満たさなかった日の割合は24.0%で、うち重度の汚染となった日の割合は1.4%だった。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年9月18日