故ジョブズ氏のタイムカプセルが掘り起こされ、中国でもブームに (2)
○タイムカプセルの各種材質、「50年間埋蔵可能」
「願掛けの樹」の下にタイムカプセルを埋めて、数十年後に無事掘り出せるのなら、数十元くらい高くても全然構わない--。希望を託したタイムカプセルが、土壌の腐食によって壊されないよう、同ネットショップで販売しているタイムカプセルに使われているのは、輸入物の工業用プラスチック素材(耐用年数50年)とステンレス材(同100年)だ。うち、販売価格100元(約1600円)のプラスチック製タイムカプセルは、緑、青、ピンク、シルバーなど10種類のカラーバリエーションがある。このうち、「青春」の象徴である緑のカプセルと「科学技術」を連想せるシルバーは、すでに完売した。
一般的な卵形タイムカプセルは、高さ31センチメートル、重さ550グラムで、マウス・光ディスク・書籍・日記帳などを入れることができる。品物を入れた後に封印するための封印ゴムのほか、のちのち掘り出す時に使う折りたたみシャベルも、付属品としてついている。
また、同ショップでは、耐用年数100年のタイムカプセル(売価290元=約4700円)も販売されている。高強度・高腐食性のステンレス製で、鋼管のような形状、価格は普通のものの3倍するが、最近5件の注文が入ったという。
数十年後にタイムカプセルを掘り出した時、外形がそのまま保たれていることを、どうやって保証するのか?同ショップの何氏は「現時点では、100%保証することはできない。カプセルの素材は、実験・検査をパスしており、我々が米国から輸入した特殊な耐久性能の高い材料は、強い光照射を防ぎ、100℃以上の高温に耐えられる」と話した。