「青少年の安全なネット利用の秘訣十カ条」発表 北京
「北京地区オンライン共同デマ告発サイト」は10月31日、「青少年の安全なインターネット利用のための秘訣十カ条」を発表した。人民網が伝えた。
「青少年の安全なインターネット利用のための秘訣十カ条」は、安全にインターネットを利用するための知識を広く普及させ、ネットをめぐるトラブルやネット被害から青少年を守ることを目的として作成されたもので、モバイル・ネットワークのアプリケーション、オンラインショッピング、オンラインバンクなど各分野をカバーしている。各編の具体的内容は次の通り。
○微信(スマートフォン用チャットアプリ)編:「微信」を利用する上で、個人情報を守るセキュリティ対策を万全にする方法について
○微博(ウェイボー・ミニブログ)編:微博を利用する上で、安全上好ましくない利用方法について
○WIFI(無線LAN)編:公共スペースでネットに接続する際に陥り易いトラブル及びその予防法について
○オンラインゲーム編・オンラインショッピング編:青少年がよく利用するネットワーク製品に潜む安全上の問題について
業界関係者は、「1つの簡単な予防・改善措置を講じるだけで、ネット上のトラブルや詐欺から身を守ることができる。これらの秘訣はいずれも、それほど複雑で専門的なものではなく、簡単に会得できるものばかりだ。だが、ほとんどのネットユーザは、つい疎かにしてしまう」と指摘した。
10月31日、北京市政府が投資設立し、市科学技術協会が運営している公益科学普及サイト「オタマジャクシ五線譜(www.kedo.gov.cn)」も、「北京地区オンライン共同デマ告発サイト」に加盟した。
北京市インターネット情報弁公室の担当者は、「新メディアのメディアリテラシーを高めることは、現代家庭教育にとって新たな課題となっている。未成年者の権益保護を目的とし、科学的システムを通じて、未成年者に対するメディアリテラシー教育を推進していく必要がある」との見方を示した。未成年者のネット利用率は96.8%に達している。初めてネットを利用した年齢は、「10歳になる前(10歳を含む)」が61.8%、「7歳になる前」が28.1%。未成年者のいる家庭がネット接続に利用している端末機器は、携帯電話(92%)、コンピュータ(82.7%)、タブレットPC(25.3%)など。未成年者の約8割(78.4%)は、モバイル端末でネットに接続したことがあり、全国のネットユーザ全体の割合(74.5%)を上回った。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月1日