インフィニティ 中国事業が好調、販売も右肩上がりに
インフィニティ中国事業本部は10月23日、1−9月にかけて中国市場で1万880台を販売したと発表した。そのうち9月の販売台数は1827台で、5−9月の販売台数は前年同期比57%増となった。中国経済網が伝えた。
インフィニティ中国担当マネージングディレクターのダニエル・カーチャート氏は、「昨年下半期、当社は中日関係の問題による課題に直面し、販売が激減した。ディーラーの在庫は消化に時間がかかり、今年上半期は昨年の在庫を中心に消化したが、現在は昨年の在庫がゼロとなっている」と語った。
世界トップの高級車ブランドであるBMWからヘッドハンティングされたダニエル氏は、今年5月よりインフィニティの中国事業を全面的に担当することになった。
ダニエル氏は、「当社は現在、昨年の危機から完全に回復しており、この数カ月の販売台数は増加を続けている。当社は真の世界的な成功を実現しようとしているが、その最も重要な一歩は中国で上手く発展することだ」と語った。
同日発表されたデータは、ダニエル氏の発言を裏付ける内容となった。インフィニティの5−9月の中国月間販売台数は1141台・1408台・1470台・1522台・1827台となり、月を追うごとに増加している。
インフィニティが中国月間販売業績を発表するのはこれが初めてだ。ダニエル氏は、「販売・製品・ネットワーク建設などの情報は、各メーカーが顧客と共有すべき内容だ」と語った。アウディやBMWなどの有力な高級車ブランドと比べ、インフィニティなどの高級ブランドはこれまで、月間販売台数を定期的に発表する習慣がなかった。