大規模お見合い大会、上海で開催

　上海第4回結婚恋愛博覧会と大規模お見合い大会「万人相親会」が9日、上海で盛大に開幕し、数万人の独身男女が「良縁」を求めて参加した。参加者のうち、「結婚適齢期を過ぎた」30歳から50歳の年代では、男性の数が初めて女性を上回った。中国新聞網が伝えた。

　今回のお見合い大会は、参加申込者数が過去最高を記録した。男女比は、女性53％・男性47％とほぼバランスが取れていた。だが、過去のお見合い大会と違う点は、今回の参加者のうち、結婚適齢期を過ぎた「剰男」が、初めて同年代の「剰女」を上回ったことだ。また、23歳以下の若い男女が全体に占める割合は、過去の大会を上回り3％に達した。適齢期真っ只中の20歳から30歳の参加者は、女性が男性より30ポイント多く、30歳から40歳の男女では、男性が女性より10ポイント多かった。40歳から50歳の参加者は、男性が女性より40ポイントも多く、「結婚できない中年男性」は、決して軽視できない深刻な問題となっている状況が見て取れる。

　過去の大会がいずれも、35歳以下の青年層を主な対象としたイベントだったのに対し、今回のお見合い大会は、年齢制限が60歳までに緩和され、結婚を希望する独身男女ならば、誰でも参加できるようになった。各年齢層の独身男女のニーズを満たすため、今回の結婚・恋愛博覧会では、年代別に、「若者たちの出会いの場」「1970年代・1980年代生まれ大集合」「より充実した毎日を。中年世代」「人生の秋を生涯のパートナーとともに」などの特別コーナーが設けられ、一人でも多くの参加者が良縁に恵まれるようにと配慮された。

　今回のお見合い大会には、50以上の大型企業・国家機関労働組合や青年団組織が、社内の独身職員を積極的に募り参加グループを結成、参加した。張江ハイテクパーク勤務者、宝山鋼鉄社員、電気系技術者、都市建設関係者、化学工業・紡織・医薬グループ社員などの常連組から、IT業・金融業・人材派遣業・不動産グループ、大学、そして船舶グループ、上海申通地鉄集団、交通・港湾業、東方航空など「陸・海・空」関連企業、国家機関に至るまで、多数の独身男性がこぞって参加、参加女性にとっては、クオリティの高い多くの独身男性と知り合いチャンスとなった。今回の結婚・恋愛博覧会では、上海市結婚仲介機関管理協会が組織した仲人チームと労働者・青年・婦人有志によるボランティアチームのメンバー1千人近くが、参加した独身男女のために各種業務・サービスにいそしんだ。

　過去3回の結婚・恋愛博覧会の成功を土台に、4回目となった今回の博覧会は、よりバラエティに富む充実した内容となり、相互交流の方式もいっそう多様化した。今回の博覧会では、赤い布で覆われた円卓110個が会場の中央部に配置され、大規模な「総当たり個別お見合い」が行われ、ギネス記録にも挑戦した。（編集KM）

　「人民網日本語版」2013年11月11日