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「中国人皆殺し」発言で米ABCが公開謝罪 問題のコーナーも終了

 米国のアメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー(ABC)が10月16日に放送した深夜番組の中で、米国の債務問題の解決策として「中国人を皆殺しにすれば」などとする子どもと司会者のやり取りがあったことで、米国に住む華人が連日抗議活動を行っているのを受け、ABCは10日、公式に謝罪。「今後、審査を強化し、同様の問題が起きないよう徹底する」とした。また、問題の内容を永久に削除すると同時に、問題となった子供とのトークを展開するコーナーも終了させることを約束した。新華社国際新聞微博(ウェイボー・ミニブログ)「新国際」が報じた。

 子供が「中国人を皆殺しにすれば」などと発言した際、司会者のジミー・キメル氏も反論するどころか「それは非常に面白い方法だ」と同調していた。

 同番組放送後、同番組を削除するようにと要求する書き込みが、ホワイトハウスの公式サイトに1万5千件以上寄せられ、10月24日、ABCの公式サイトから削除された。

 また、ABCの役員が口頭と書面で謝罪を行ったものの、華人の間では公式の謝罪ではなく、不十分で誠意が足りないという声が上がり、同月28日には華人100人以上が、正式な謝罪とキメル氏の解雇を求める抗議を、ABCのオフィス前で行った。キメル氏は同日、番組内で謝罪を行った。さらに、南カリフォルニア地区の市民ら100人近くが30日、ハリウッドにある同番組の収録スタジオの前で抗議行動を展開すると、キメル氏が群集の前に現れ、両手を合わせてお辞儀をしながら問題発言を謝罪した。

 それでも華人らの怒りは収まらず、9日には全米27の都市で抗議活動が行われた。同抗議では、ABCの役員が記者会見を開き、正式に謝罪すると同時に、同じ間違いを犯さないことを約束し、キメル氏への処罰を求めていた。 (編集KN)

 「人民網日本語版」2013年11月12日

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