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中国は「通貨戦争」による被害をどう回避すべきか (3)

 通貨戦争に参加せずとも、他国の量的緩和競争は中国に多くの悪影響をもたらす。孫氏は「過度の金融緩和は大量の安価な資本を新興経済国の市場へとシフトさせ、国際ホットマネーがさらに多く中国に流入し、大量の金融資産バブルをもたらし、外貨管理と産業政策のコントロールを一段と難しくする」と指摘する。

 また、緩和政策のもたらし続ける移動性によって中国は輸入インフレ、外貨準備の縮小、貿易環境の悪化などのリスクにも直面する。

 通貨戦争による被害を減らすため、中国は経済成長方式と金融管理モデルを革新し、積極的に試練に対処すべきだと専門家は提案する。

 孫氏は「まず、資本規制を強化し、ホットマネーの流入を防ぐ必要がある。次に、自国資本の流出を後押しして、ホットマネーの流入に対抗する。第3に、金融政策では時機を見て基本利率を引き下げるべきだ。そうすることで資本流入を回避できるし、国内の実体経済の発展にも有利だ」と指摘する。

 ある専門家は「貿易環境の悪化を前に、わが国は経済構造の調整を加速し、輸出依存度を下げ、経済成長に対する内需の貢献度を高めるべきだ。外貨準備面では、多元的投資構想で外貨準備資産を活性化すべきだ。輸入インフレを防止するため、資源企業の海外進出を後押しし、外国の資源企業と戦略協力を行うべきだ」とも指摘する。(編集NA)

 *◆は女へんに予

 「人民網日本語版」2013年3月4日

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