中日二重基準 ロート製薬、中国の児童用目薬には防腐剤を使用 (3)
子供の目は大人よりもデリケートだ。中国国内企業が添加剤を使用するのは技術面の問題であるとしても、ロート製薬は複数の目薬に防腐剤を添加しない技術を持っており、価格も高すぎることはない。ロート製薬は中国で、日本のように子供用目薬の防腐剤使用を避けるのではなく、残念ながら差別的なダブルスタンダードを選択した。
■防腐剤使用の目薬、子供の健康リスクも
中国中医科学院眼科医院の謝立科・眼科主任は、「角膜は透明の防護壁であり、外界の光線が目に入る際、初めに通過する関門だ。防腐剤は角膜皮細胞の成長と修復に影響を与える」と指摘した。
防腐剤を含む目薬は、児童に対してより深刻なリスクを持つ。謝主任は、「児童の成長段階において、防火剤を含む目薬を過度に使用すると、角膜の発育が影響を受ける可能性がある」と警鐘を鳴らした。
記者はこのダブルスタンダードについて、メンソレータムに電話で問い合わせをした。サービス担当者は、「すべての商品は臨床試験を行っており、現在までに副作用に関する報告は受けていない。各国の法制度は異なり、日本のことはよく知らない」と回答した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月10日