厄介なご祝儀 不景気のあおりで家計に追い打ち (2)
不況を鑑み、英国の一部の若者はシンプルな「カンパ」の手段を考え出した。英国の若者のマイコスさんは、「友人が口座を開設し、招待客の全員が自主的にご祝儀を振り込み、新婚夫婦のハネムーンの基金とする」と語った。
真面目で実務的なドイツ人は、ご祝儀を実物にすることを好む。新婚夫婦は結婚式の数カ月前に、自分の好きなデパートで結婚式に必要な用品を選択し、価格入りのリストを友人に送り参考にさせる。
同じく結婚式を重視するパキスタンのビジネスマンは、結婚のご祝儀を贈る習慣について、「一部の社会的な期待と圧力によるものだ。私もご祝儀のせいで、家計が苦しくなったという情報を耳にすることがある」と述べた。
どこの国でも、勝手に送られてくる「紅色爆弾」が、人々を感情的・経済的な葛藤に陥れることが分かる。ご祝儀は本来、友人間の意思疎通、お祝いの気持ちを伝える手段であるが、金額が多ければ嫌われないという現状は、本来の感情的な意義を失わせている。形式や金額ばかりにこだわらず、自分の家計に見合った金額を真心と共に包むことで、快くご祝儀を贈れるようになるだろう。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月9日