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3Dプリンタ 中国が国産化を加速 (2)

 周氏は、「華中科技大学は金属材料の出力の研究に力を注いでいる。金属の粉末を材料とし、レーザー粉末焼結により成型する。この技術は難易度が高めだが、メリットも多い。一つの設備で金属・非金属材料を使用でき、オールマイティーな3Dプリンタと呼ばれている。航空・宇宙事業は大量のチタン合金・ニッケル合金を使用するが、これらの金属は費用が高額だ。伝統的なカッティング加工と鋳造材を使用した場合、70%以上が浪費されてしまう。3Dプリンタを使用すれば、100%活用することが可能だ」と説明した。

 広西玉柴機器公司はエンジンを生産している。伝統的な方法は中子を作成してからの注入で、6気筒エンジンの伝統的な中子鋳造、金型生産補助工具の製造周期は5カ月間に達するが、3Dプリンタならば1週間でこれを製造できる。

 華中科技大学は1997年に濱湖機電公司を設立し、3Dプリンタが商品化の道を歩み始めた。同社は現在までに300台以上の各種3Dプリンタを販売しており、数十トンの材料を使用している。同社の製品はロシア、ベトナム、マカオなどの国と地域に輸出され、航空・宇宙事業、自動車産業、軍需産業などに使用され、ゼネラル・エレクトリック、エアバス、広西玉柴機器公司、北京航空材料研究院、西安航天エンジン公司などの企業の複雑部品の製造問題を解決した。

 周氏は、「製造業の他に、近年はアニメ、医療、映画などからも提携の依頼が来ている。本校は同済医院と提携し、整形外科の手術模型、人工の骨格、歯を生産した。同技術の医療分野への応用は、将来的に重要な部分となる」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年7月9日

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