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中国の輸入車が世界一高いのはなぜ? 原因は独占 (2)

 海外メーカーは中国のディーラーの販売価格や販売ルートを制限するなどの方法で販売価格の独占をはかる。輸入自動車の経営に長く携わってきた人々が口々に言うように、海外メーカーは長期にわたって中国ディーラーの販売価格を制限してきた。日本、ドイツ、フランスなどの複数のブランド手がける4S店(販売、部品提供、アフ

 ターサービス、情報フィードバックを手がける総合的サービス店舗)の関係者によると、海外メーカーは非常に慎重で、これまでずっと口頭で指示を出し、書面の証拠が残らないようにしてきた。ディーラーが値段を安くして販売使用とすれば、「資源の差し押さえ」や「ビジネス戦略」などさまざまな手段を駆使して重い「罰」を与えてきたという。

 販売価格の制限だけでなく、各メーカーによる4S店スタイルの強化、部品の販売独占、ディーラーの地域の枠を越えた販売の禁止といった行為は、いずれも独占の疑いがもたれるものだ。

 反独占問題を手がける大成弁護士事務所の魏士廩弁護士によると、輸入自動車の部品が極めて高額なのは独占販売が原因だ。地域を越えた販売の禁止は、価格を制限するのが狙いだ。さまざまな現象から明らかなように、高級輸入車を中国で販売すると巨額の利益を得られるのは、ルートを制限していることが真の原因であり、これは独占にほかならない。ある行為がわかりにくいものであるなら、証拠を探して調査するしかないという。

 別の専門家の指摘によると、輸入自動車の取引量が急激に増加しているが、中国の輸入自動車ブランドの販売管理に関する政策は目下の市場の情況に対応できていない。ここにつけ込んで海外の自動車メーカーが独占価格を押し通すことになるという。また輸入自動車政策の専門家によると、輸入自動車市場の混乱の深層レベルの原因は、関連する管理政策によって海外メーカーに決定権と支配権が与えられていることた。このため独占状態が徐々に形成され、情況が日増しに悪くなっているのだという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年8月21日

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