日本経済 低迷の泥沼にはまる (2)
日本経済は今年年初から悪性の循環に陥っており、低迷の泥沼の中で、もがけばもがくほど深くはまりこんでいる。具体的に見ていくと、まず世界経済の成長率の低下、円高の進行により日本の輸出が激減した。日本の9月の対中国輸出額は前年同期比14%減、対EU輸出額は21%減となり、対米輸出額の増加も疲弊を示した。輸出低迷の影響を受け、今年年初から生産が大幅減となり、雇用に影響を与えた。製造業の不景気はまた、消費のさらなる悪化を招いた。日本の民間のシンクタンクは、第4四半期のGDPもマイナス成長を続ける可能性があると予想している。内需の不足、消費者物価指数の低下というすう勢が続けば、デフレ脱却の目標がますます遠のくことになる。
共同通信社は、対中国輸出額が3四半期ぶりにマイナス成長となり、日中関係の悪化が日本経済に与える影響が表面化し始めたと伝えた。
野田首相は14日、16日に衆議院を解散し12月に衆議院総選挙を実施すると発表した。日本メディアは、野田首相が今月内に新たな景気刺激策を制定したとしても、効果を発揮するのは困難だとしている。法政大学の小峰隆夫教授は、「第4四半期のGDPはマイナス成長を続けるだろう。日本経済の真の復興は、2014年以降にずれ込む」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月16日