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日本企業 中国を離れて低迷から抜け出せるか(下) (4)

 謝氏は次のように話す。個人的には日本経済が短期間で発展することはあり得ないと考える。国際経済情勢から考えると、日本はすでに泥沼に陥っている。これまでモデル転換の道を探ってはきたが、結果として成功には至っていない。よって日本経済が復興を願うのなら、通貨切り下げの道を歩んで、海外輸出を活性化させることが必要になる。

 張主任によると、日本企業はモデル転換の最中にあり、改革を通じて競争力を一層高めることが必要だ。日本企業全体の技術水準は今なお世界のトップレベルにあるが、経営に問題がある。日本の経済学者の多くが、日本経済は「技術で勝って、経営で負けた」と指摘する。日本企業がこれから経営をしっかり行い、技術イノベーションがさらに進めば、大きな問題は起こらないという。

 宋教授は次のように話す。1960年代から80年代にかけて、日本は米国の産業移転に依存する形で機会をつかまえ、自国の産業を強化・向上させてきた。そして多くの産業が飛躍的な発展を遂げた。80年代以降は米国には移転できる産業がほとんどなくなり、また発展途上国の伝統的な産業が発展するようになり、いずれも日本にとって大きな圧力となった。日本は長期にわたり応用技術を重視してきたが、技術の研究やイノベーションは不十分で、産業を導入することもなかった。これからは自国の能力に基づいて発展を遂げなければならず、これこそが日本企業が歩むべきただ一本の道だといえる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2012年11月22日
>>>日本企業 中国を離れて低迷から抜け出せるか(上)

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