中国のモバイルインターネット 世界平均上回る成長率 (2)
報告書によると、調査の結果、「80後(80年代生まれ)」、「90後」のAndroid携帯ユーザーのうち、60%以上が自分の故郷に住んでいないと答え、「70後」、「60後」、「50後」を大きく上回った。この数字から重要な社会的背景が見えてくる。すなわち、中国の「80後」、「90後」はモバイルインターネットの主要ユーザーであるだけでなく、ここ10年間にわたり、世界でもめずらしい都市化のプロセスを体験してきた世代なのだ。
蒋CEOは「過去10年で、2億人の中国人が農村から都市へと移り住んだ。大部分は青年・若者だ。このほか、戸籍に登録されていない都市人口や半都市化した人口もいる。中国独特の都市化プロセスにより人口の流動性が高まり、定期的な都市・農村間の流動、都市拡張による通勤時間の増加、ますます頻繁になる旅行と出張などにより、モバイルインターネットの成長を後押しする確固とした社会ニーズが形成された。これが中国と欧米諸国で異なる点であり、中国のモバイルインターネットの成長が世界平均を上回った根本的な理由とも言える」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月26日