海に駒を進めよう 経済のモデル転換を促進 (2)
海洋経済を発展させるには、海洋経済新区、総合保税港区などの戦略的・技術的プラットフォームの役割をとりわけ重視しなければならない。たとえば青島市にある青島西海岸経済新区は国が山東半島藍色経済区に設置した海洋経済の発展建設を促進するための重要な戦略的プラットフォームであり、このような新区を中核技術の研究開発拠点、優勢な産業の集積拠点、重要な改革措置の実験拠点、海洋経済の科学的発展のモデル拠点にしていくことが必要だ。
海洋経済の発展を促進するために、国はここ数年の間に一連の計画や政策をうち出して、全国海洋経済発展モデル事業をスタートさせ、「国家海洋事業発展の十二五計画」と「全国海洋経済発展の十二五計画」をうち出しており(十二五は第12次五カ年計画(2011-15年))海洋経済は発展に向けたまたとないチャンスを迎えている。2020年までに中国は海洋大国から海洋強国へ転換するための重要な一歩を踏み出す見込みで、陸と海の統一的な計画実施や連携を土台とする海洋経済の発展は、国民経済を推進して科学的なモデル転換や小康社会(ややゆとりある社会)の全面的実現を達成する上で積極的かつ重要な役割を果たすものになると予測される。
山東半島藍色経済区は国の海洋経済モデル事業の重要なプラットフォームであり、青島市は戦略的プラットフォームの中心的地域であり、運営の主体だ。ここ2年ほどの間、青島市は探求に励み、大胆な実践を行い、陸と海を連携させ、海洋に資源、可能性、産業、利益を求める試みで大きな成果を挙げ、指導的な役割や模範的な役割を果たしてきた。青島市が優位点を発揮し、攻めの姿勢で引き続き困難を克服し、海洋経済の開拓発展や飛躍、国民経済のモデル転換・グレードアップに向けて、より大きく貢献することを期待する。(編集KS)
*筆者は国家発展改革委員会地区経済司の范恒山司長
「人民網日本語版」2012年12月13日