海に駒を進めよう 経済のモデル転換を促進
中国は今、モデルを転換し、構造を調整する重要な段階にあり、陸上経済がますます集約され、効率を高める方向へと発展すると同時に、海洋経済が重要な位置づけをされるようになり、国民経済の順調で急速な発展へ新たな活力を注入している。「人民日報」海外版が伝えた。
海洋経済は経済のモデル転換・グレードアップに着実な土台と大きな可能性をもたらした。海洋は国土の重要な構成要素であり、陸上では資源と環境をめぐる圧力がますます増大する今日にあって、海洋経済の発展に力を借りれば、国の全体的な経済力を拡大できるだけでなく、地域的な配置を最適化し、産業構造をグレードアップさせ、生産・生活スタイルの改善を推進し、地域のバランスの取れた発展と国民経済の長期的で順調かつ急速な発展を促進することにもつながる。
海洋経済によって経済のモデル転換・グレードアップを促進する場合のカギは、陸上経済と海洋経済を統一的に計画実施することだ。陸海の統一的な計画実施では、全体的な局面と戦略的な局面とに基づき、空間配置の最適化と地域の優位点を効果的に発揮させることとに基づき、地域のバランスの取れた発展と国民経済の順調で急速な発展の促進に基づいて、陸と海の資源や生産要素を一体的に配置することが必要になる。実際の操作で最も重要なことは、陸海を計画と体制の両面で統一的に取り扱い、結びつけることにある。
ここ数年来、海洋経済の発展は飛躍的な進歩を遂げたが、広大な海と経済構造の調整・最適化の圧力を前にして、なお発展規模が小ささやレベルの低さといった問題が存在する。陸と海の統一的な計画実施による発展に軸足をおいた海洋経済では、次の3つの重点をしっかり把握する必要がある。インフラ建設の強化、中核技術のイノベーションの強化、リーディングカンパニーの育成の強化、の3点だ。