マイカー維持費、上海が世界一
一部の国や地域では、市民の実質的な所得が伸び悩む中、多くの家庭が家計のやりくりに頭を抱えている。とりわけマイカーを持つ家庭では、もはや自動車はステータスシンボルではなく、一種の負担となった。国際コンサルティング大手「The Economist Group」傘下の経済学者情報部がまとめたデータによると、マイカー維持費世界一は中国・上海となった。銭江晩報が伝えた。
海外メディアの6日の報道によると、同部は収集したデータをもとに、マイカー維持費を示すグラフを作成した。上海はマイカーの購入費と維持費はいずれも世界最高。ブラジル最大の都市・サンパウロ、インド・デリー、イタリア・ローマ、オーストラリア・シドニー、オランダ・アムステルダム、ロシア・モスクワ、フランス・パリなども平均値を大幅に超えた。
ロンドンは10位。英国の燃料価格は2007年比で50%急騰したが、燃料代はマイカー維持に必要な費用の一部にすぎない。所有者は保険費用、道路税、整備・修理費も負担する必要がある。
2005年以降、アムステルダム、モスクワ、上海といった大都市では、マイカー維持費は実際には下がりつつあり、自動車販売価格の下落の恩恵を大いにうけた。新興市場都市である上海では、マイカー維持費の高さと高級車人気は密接な関係がある。(編集HT)
「人民網日本語版」2013年4月9日