北米自動車市場が回復 日本車の販売が2500万台突破か
震災・津波、さらには中国販売台数の減少など様々な苦難に直面しつつも、日本自動車メーカーは2013年の業績に対して、楽観的な姿勢を見せている。日本自動車メーカーの主要8社は先ほど、前年の販売データ、および2013年の計画を発表した。中国・欧州・日本で成長の原動力が低迷する中、日本ブランドは2013年も米国市場の拡張を継続し、2500万台の販売台数を突破する可能性が高い。中国経済網が伝えた。
中国の春節(旧正月、今年は2月10日)前後、日本自動車メーカーは今年初月の販売データを相次いで発表した。日産の中国新車販売台数は前年同月比22%増の11万5700台に、ホンダは4万7200台、トヨタは7万2500台に達し、販売台数が前年比で増加に転じた。
日本メーカーだけではなく、多くのメーカーが1月に中国販売台数の増加を実現した。アナリストは「これは今年の春節期間が昨年より一週間遅れたことと関連している。日本車の中国販売が回復したと判断するのは、時期尚早だ」と指摘した。ある業界関係者は、「中国・アジア市場の成長率は、約3%に低下する」と予想した。フランスとイタリアの自動車メーカーの欧州における失敗を見ている日本メーカーにとって、これは決して朗報ではない。
円安が金融戦争を引き起こすと他国から非難を浴びると同時に、日本自動車メーカーは米国自動車市場回復の波に乗った。アナリストは、「アジア・欧州市場の成長が鈍化する一方で、北米市場は約5%の成長率を維持する見通しだ」と分析した。
高い成長率、高利益の中・大型車市場により、米国は自動車メーカー全体が争奪する「ケーキ」となった。日本主要8社の2012年の世界販売台数は、前年比14.3%増の2414万台に達した。また多くのメーカーの販売台数のうち、輸出台数が約半数を占めている。トヨタの場合、新車の3分の1は米国に輸出されている。