歴史ある成都の路地裏、グローバルフォーラム開催地の一つに
米経済誌「フォーチュン」の2013年グローバル・フォーラムがまもなく四川省成都市で開催される。今回は成都の路地裏でカクテルパーティーと晩餐会が行われる予定だ。路地裏は成都の歴史的な建築物、伝統文化、生活様式が渾然一体となった歴史的・文化的なエリアで、成都という都市の一つの「顔」だといえる。新華網が伝えた。
成都青羊区で特色ある街並み作りを行う指導チーム弁公室の責任者・方詩武さんによると、路地裏の建築物は他地域にあるような昔風に作った建物とは違う。レンガの1つも、瓦の1枚も、どの住まいも、時計の針を逆に回して歴史を再現したものだという。
成都の「旧城」地域の路地裏は、「寛巷子」、「窄巷子」、「井巷子」の3つの通りと建物群で形成されており、相当な規模の清朝時代から続く古いエリアだ。ここには康煕帝時代の伝統文化もあれば、清朝末期から中華民国初期に取り入れられた西洋文化の要素もあり、「なにものにも縛られず自在に、流れる雲や水のように、仙人のごとく安逸に生きる」成都の人々の暮らしぶりがうかがえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月30日