フォーチュン・グローバル・フォーラムの紹介
「フォーチュン」誌は、米タイム・ワーナーの子会社タイム社が発行する雑誌で、1929年にヘンリー・ルースによって創刊された。同誌が毎年発表する企業ランキング「フォーチュン500」は中国でも有名だ。四川在線が伝えた。
この「フォーチュン」誌が主宰するフォーチュン・グローバル・フォーラムは、1995年に創立されたもので、これまでにシンガポール、バルセロナ、バンコク、ブダペスト、上海、パリ、香港、ワシントンの各都市で8回にわたり開催されている。
歴代のフォーチュン・グローバル・フォーラムでは、フォーチュン誌の幅広い影響力を借り、大手グローバル企業の会長、社長、CEO、経営幹部らのみが招かれてきた(各社は代理人を出席させることはできず、グローバル企業の高官は相応しい地位の役員を1人随行させることが可能)。同フォーラムは開催地の政府重鎮が先陣を切り、政界・学界・ビジネス界などの名流を看板とし、国際重大問題を中核とし、超豪華な陣容を形成している。
企業家だけでなく、開催地政府からも高く注目されるフォーチュン・グローバル・フォーラム。そのわけは、「フォーチュン」誌そのものに投資先を決定する力はないが、報道を通じて業界に話題を振りまき、フォーラムを通じて富豪たちにどこでどんな変化が起きているか、どこに投資のチャンスがあるかを知らせることができるためだ。
フォーラムが開催される場所には世界中の実業家の視線が集まり、開催都市の経済環境や変化が重視され、投資の動向に注目が集まり、経済・政治関連の話題で盛り上がる。ゆえに、世界各国は競ってグローバルフォーラムを誘致し、同フォーラムを、国際すう勢を知り、本国の経済環境を紹介し、投資のチャンスをつかむための重要なチャンスと位置づけている。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月28日