中国初の無人測量船　開発に成功

南中国海で初の測量を実施する無人測量船

　上海海事局が4日に明らかにした情報によると、中国が独自に研究開発した初の無人測量船がこのほど、中国交通運輸部海事局が実施した「水面無人スマート測量プラットフォーム試験機」プロジェクト審査に合格した。人民日報が伝えた。

　同測量船の開発により、中国は遠隔操作・無人測量による海洋製図の空白を埋め、浅瀬・暗礁などの危険水域および特殊状況下の測量などの需要を満たした。

　この水面無人測量船は完全密封型で、最大速度は18ノットに達し、揺れに強く集積度が高く、操作しやすいといった特長を持つ。同測量船はリモートコントロール・自律航法、ルート計画、ルート追跡、水面・水中障害物の自動回避、遠距離自主航行などの機能を持つ。またシングル・マルチビーム測深ソナー、マルチビーム前方監視ソナー、マルチビーム側面測量ソナー、ドップラソナーなどの海洋多要素総合測量機能を持ち、その総合性能は海事測量・製図部門の複雑海域における測量作業の需要を満たし、創造性・科学性・先見性・実用性を持つ。（編集YF）

　「人民網日本語版」2013年6月5日