メッセージが届くと香りの出る携帯、日本の企業が開発
携帯電話で画像やビデオを共有することは、すでに当たり前のことだが、携帯で「香り」も送ることができる事は、皆さんご存知だろうか?美味しそうなご馳走が携帯の画面に登場した時、ユーザーが料理の香りを楽しむことができれば、ご馳走にさらなる華が添えられる。日本の企業がこのほど、これを実現させる「不思議なデバイス」を発表した。このデバイスを装着し、専用アプリをインストールしたスマートフォンのユーザーは、「香り」という全く新たな体験を共有することが可能となる。銭江晩報が報じた。
14日付英デイリーメール(電子版)報道によると、「Scentee」というこの「不思議なデバイス」には、さまざまな香りが詰め込まれた小さなタンクが入っており、ユーザーが「puff(噴霧)」のボタンを押すと、香りが噴出する仕掛けという。
このデバイスを開発した着パフ株式会社(ChatPerf)広報部の山道安哉氏は、「SNSで友人にメッセージを発信するとき、友人が疲れているようだったら、Scenteeで香りのメッセージを送り、その友人をリラックスさせることができます」と語った。
また、同社によると、「Scentee」は携帯ゲームにも使用可能で、射撃ゲームで火薬の匂いや、キャンディを割るゲームで甘い香りなどをつけることができるという。
このデバイスはまだ開発段階で、現時点では、iPhone 4SとiPhone5のみに対応している。山道氏によると、Android版は今年9月発売の予定という。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月16日