光大証券、16日の誤発注はシステムエラーが原因と発表
光大証券は18日の通知とプレスブリーフィングで、16日に起きた異常取引事件の発生・処理過程について詳細な説明を行ない、同社のETF取引システムのエラーが原因であることを公に認めた。人民日報が伝えた。
通知によると16日午前11時5分頃、光大証券の取引システムが瞬時に大量の買い注文を出したため、上海総合指数が突如5.96%上昇。中国石油、中国石油化工、工商銀行、中国銀行などの大型株がいずれもストップ高となった。
プレスブリーフィングによると、同日午前9時46分、光大証券戦略投資部門職員が180ETFに利ざやを稼ぐチャンスがあることに気づき、発注を開始。200万元足らずから始め、発注を続けた。11時7分に成約額が異常に増加。職員は注文の大量取消しを開始するとともに、上司に報告した。言い換えるなら、光大証券はわずか数分間に72億7000万元の株式を買い増しさせられた。
光大証券は公告で、今回の事件について同社戦略投資部門の使用するシステムに問題が生じたことが原因と説明した。
同日の損失は16日終値で1億9400万元。最終的な損失額および同社の財務状況への影響の大きさは、市場の状況でまだ変化する可能性がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月19日