上海中心区の土地 全国最高額の217億7000万元で落札
上海で本日、全国最高額の土地が誕生した。香港の不動産大手・新鴻基地産の傘下企業が、217億7000万元(約3483億円)で上海市徐家匯の中心区の土地を獲得した。人民日報が伝えた。
譲渡資料によると、この土地はビジネス・飲食・ホテル業の用地で、譲渡面積は9万9188.8平方メートル、延床面積は地上が約58万平方メートル、地下が約12万平方メートルに達し、175億2600万元で競売がスタートされた。落札価格は競売開始価格より24.21%増となり、1平方メートル当たりの価格は3万7200元に達した。
この高額の土地に対して、業界関係者は「それほど割高ではない」と語った。同土地はその地理的位置により、希少性が高く、巨大な発展の潜在力を持つ。徐家匯中心区付近のオフィスの価格は、1平方メートル当たり平均5万元ほどとなっている。同土地の総額は高額となったが、1平方メートル当たり3万7200元という価格、24.21%増という落札価格は、業界関係者にとっては「合理的な範囲内」であるという。
しかし業界関係者はまた、「事前の土地取得コスト、その後の開発資金を加味すると、総額は膨大なものになる。これは不動産業者の資金能力が試されることになる」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月6日