中国経済発展の奇跡が「第2期」に突入 政府は改革に意欲的
李克強総理は夏季ダボスフォーラムで11日、中国経済発展の奇跡はすでに質と効果を高める「第2期」に入ったと表明した。北京大学国家発展研究院の盧鋒教授は、「第2期とは、中国経済のアップグレード版の異なる表現だ」と指摘した。経済が高度発展した「第1期」において、中国の一部重要分野の開放の力はそれほど強くなかった。しかし新指導部は改革に対してより強い意欲を示しており、管理方式の革新性も高い。京華時報が伝えた。
盧教授は、「新指導部はマクロ政策の有効性・長期性・責任性をより強調しており、経済成長を無理に求めず、短期的・一時的な経済発展のために過度な金融緩和と信用貸付拡大の政策を講じておらず、過去のような政府主導の大規模投資を実施していない。これはマクロ管理方式の革新の重要な内容だ」と語った。
中国国務院発展研究センターの張立群研究員は、「7月以来、中国経済は安定上昇の流れとなっている。これは中国の新指導部の経済コントロールの智慧を示している。輸出依存から内需刺激への方針転換、安定成長と構造調整、安定成長と物価抑制を結びつけることで、市場・企業の力をより良く発揮できる」と述べた。
■中国の準高度成長の条件
中国国家発展改革委員会の張暁強副主任は11日、「中国の今後の発展から見て、準高度成長を維持する条件は完全に揃っている」と指摘した。
張副主任は、「中国経済がハードランディングし、準高度成長すら維持できないと懸念する声があるが、中国は基本政策の不変を維持し、的を絞った調整策を講じ、改革を深化し、改革のボーナスを引き出していく。7−8月にはすでに経済安定と好転の流れが見られた。中国の今後の発展から見て、準高度成長を維持する条件は完全に揃っている。これは中国の現在の全体的な経済の基盤、科学技術水準、産業システムが改善され、社会主義市場経済体制が改善され、企業のコア競争力が強化を続けているためだ。中国はモデルチェンジに取り組み、内需拡大(特に消費需要)を重視している。所得分配体制の改革、都市部・農村部の格差縮小に伴い、内需の潜在力が引き出され続け、中国の長期的な準高度成長を支えるだろう」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月12日