地下鉄の混雑に耐えかねた女性 「ニセのお腹」で妊婦のフリ (2)
車内で脱落して真相がばれる
「シリコンのお腹」が届くと、張さんは装着して八通線の地下鉄に乗り込んだ。
ところがしっかり締めていたベルトが、歩いたり車内の混雑などのために緩んで床に落ちてしまったという。「真相がばれたら、大笑いされた。」
恥ずかしい思いをした張さんは売り手に連絡をとろうとしたが、すでにインターネットの記事は削除されていたという。
工商部門は「消費行為」と認めず
張さんは25日午後、問題の「シリコンのお腹」を持参して通州梨園工商所に通報した。真相がばれたのは同商品の品質に問題があったためだという張さんの主張を、工商部門の担当者は受理しなかった。
工商部門の係官は26日、次のように語っている。張さんはインターネットを通じて行った取引について消費の証拠を提出できていない。また張さんの「シリコンのお腹」購入の行為は法律の「生活消費の必要のために購入、商品を使用、またはサービスを受ける」という規定にあっていないため、最終的には通報を受理しなかった。
通州工商部門の関係者は「『シリコンのお腹』を購入して撮影や公演などに利用するのはまだしも、妊婦のフリをして他人を騙そうとするのは、法的な問題が生じれば責任を追及される」と語っている。「新京報」が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月27日