シリア 女性記者が戦地で銃撃され死亡
シリアの関連部門は27日、同国テレビ局の女性記者が同日、中部のエル・クセイル市近くで取材活動中に銃撃されて死亡したと明らかにした(写真上)。女性記者は反政府グループの武装集団による銃撃で死亡したという。新華網が伝えた。
匿名希望のあるテレビ局関係者によると、死亡したのは女性記者ヤラ・アッバスさんで、現地の空軍基地近くで取材時に反政府グループが発射した銃弾で負傷し、死亡したという。カメラマン1人と運転手1人が同行していた。
エル・クセイル市はシリア中部に位置し、現地付近は反政府勢力と政府側の双方から中部地区の戦略的要所と見なされる場所だ。政府軍は4月から現地付近の武装勢力一掃作戦に多くの兵力を投じ、19日には同市への進出を発表した。政府軍は現段階では同市と周辺地区を完全には制圧しておらず、多くの反政府武装勢力が現地で活動中で、政府軍と頻繁に衝突を繰り返しているという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月29日