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奈良のシカ、県が駆除検討 公園外の食害絶えず

芝を食べる「奈良のシカ」。観光客がほとんど接触しない公園外の鹿について、駆除が検討されている=奈良市の奈良公園

 【西山良太】国の天然記念物に指定される「奈良のシカ」について、奈良県などは、奈良公園を離れて周辺の田畑で農作物に繰り返し被害を与えたり、周辺の山にすみついたりしている鹿の一部を駆除する検討を始めた。手厚く保護されてきたが、農作物の食害が絶えないため、県などは今後有識者を交えた組織を設け、文化庁の許可を得られれば頭数管理に乗り出す。

 観光名物「奈良のシカ」は野生動物で、公園内には約1千頭が生息する。天然記念物としての生息地は「奈良市一円」と定義される。公園を出て近くの山などにすみついた鹿もいて、県は「その数は公園内より多いだろう」とみる。

 県は2008年12月、奈良市や、鹿を神の使いとしてきた春日大社、保護活動に取り組む財団法人「奈良の鹿愛護会」、有識者らと「鹿のあり方検討会」を設置。鹿の頭数管理や農業・人身被害対策などを協議してきた。県は13年度中に検討会とは別の有識者ら第三者の委員会で鹿の保護管理計画を作り、早ければ同年度中にも文化庁に許可を求める。

 asahi.com 2012年11月12日

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