未成年に酒、一気飲み後に死亡 店に罰金 東京・八王子
東京都内の居酒屋チェーン店で昨年末に未成年者27人が飲酒し、一気飲みをした少年(19)が亡くなっていたことが、警視庁などへの取材でわかった。店を営業する外食大手コロワイド東日本(横浜市)は風営法違反(未成年者への酒類提供)の罪で9月に罰金100万円の略式命令を受けた。
八王子署や同社の親会社コロワイド(横浜市)によると、少年らが飲酒したのは、東京都八王子市の「遊食三昧(ゆうしょくざんまい)NIJYU?MARU八王子店」。昨年12月27日午後7-10時ごろ、中学の同窓会として集まった18、19歳の男女27人にビールや梅酒を提供した。
死亡した同市のアルバイト少年は、ビールを3-4杯飲み、ピッチャーに入った梅酒を一気飲みした後で倒れ、意識を失った。タクシーで市内の病院に運ばれたが、吐いたものをのどに詰まらせ、まもなく心不全で死亡した。病院から警察への通報で発覚した。都公安委員会は同店を11月2日から4カ月間の営業停止処分とした。
同社は取材に「繁忙期でチェックが行き届かなかったようだ。身分確認をより慎重にし、再発防止に努めたい」と答えた。
asahi.com 2012年11月20日
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