米海兵隊員を住居侵入容疑で逮捕 沖縄県警
沖縄県警は28日、米海兵隊キャンプ・ハンセン所属の伍長アニバル・バラッサオルティス容疑者(27)を住居侵入の疑いで緊急逮捕したと発表した。
発表によると、バラッサオルティス容疑者は28日午前4時半ごろ、那覇市久茂地2丁目のアパートのベランダに無断で侵入した疑い。約1メートル離れた隣のアパート屋上からベランダに乗り移り、窓の隙間から部屋の中をのぞいていたところを、住人の20代女性が物音で気づき、110番した。
警察官が、逃げて近くの路上にいたバラッサオルティス容疑者を見つけた。逮捕時は酒のにおいがし、「コロンビアに住んでいた時の家に似ていた」などと供述しているという。
沖縄では10月に米兵による集団強姦(ごうかん)致傷事件があり、綱紀粛正策として全ての在日米軍人に夜間外出禁止令(午後11時-午前5時)が課されているが、禁止令を破る形での事件が続いていた。そのため、沖縄県内の米兵には、基地外での飲酒や酒の購入を禁止する新たな措置もとられていた。
那覇市では11月にも、雑居ビル4階の30代男性宅に侵入した容疑で海兵隊員の男が逮捕されている。
asahi.com 2012年12月28日
Copyright 2012 Asahi Shimbun 記事の無断転用を禁じます。