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就職難時代の大卒生、「親の七光り」現象に強烈な不満

 中国社会科学院が18日に発表した報告によると、ここ数年で、大卒生の心理状態に変化が生じていることが明らかになった。彼らは、安月給の仕事につきながらも、さまざまな努力や工夫を凝らして己れの競争力を高めることは甘んじて受け入れるが、仕事や日常生活の各シーンで折につけて社会の不平等に直面することに、どうしようもない不満を感じている。このような現状において、大学生の就職難には、従来とは違った局面が生じ始めている。中国青年報が報じた。

 同報告は、国内12大学(「985(世界一流レベルの大学建設のための政府プロジェクト)」指定大学6校と普通大学6校)の卒業生約6千人を対象に、2010年から追跡調査を行い、その結果を取りまとめたもの。調査は、アンケート方式と無作為抽出者への個別面談方式によって進められた。研究者は、政府が初めて大規模な大学募集定員枠を拡大した1999年度入学生が卒業した2003年以降の、卒業生の就業・所得、生活状況・消費方式、恋愛結婚・家庭、ネットワーク利用状況、対社会・政治観など各分野の実態を年度別に調査し、特に、彼らの就業状況とその満足度にフォーカスして研究に取り組んできた。

 ■卒業生の就職対策に変化

 大学生は、就職という大きなプレッシャーに立ち向かい、自分自身の競争力を高めるために、共産党入党申請、公務員採用試験受験、各種資格試験受験、職場体験・インターンシップ参加、就職情報収集など、ありとあらゆる手段を講じている。大学生の共産党入党志願は非常に旺盛で、過去3年間に調査対象大学12校を卒業した人のうち、約半数が共産党員だった。このうち、「985」大学学部卒業生に占める共産党員の割合は41%、普通大学は37%だった。これは、研究者の予想と大幅に違う結果だった。

 また、大学生は、各種クラブ活動やコンテスト、学生会への参加、表彰の獲得などの方法で、自身の総合的素養を高め、就職戦線に備えている。

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